恥に働けば角が立つ。

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「マリア様がみてる」ドラマCD6巻「ウァレンティーヌスの贈り物」

「バレンタインデー?」
目を瞬かせて、由乃さんが聞き返した。
「えー、もうそんな話題がのぼる季節なの」
それは放課後、薔薇の館に向かう途中の廊下を二人で歩いている時、ふと思い立って祐巳がふった話題だった。(「びっくりチョコレート」)

一月の終わりの頃、選挙戦が終わったら今度はバレンタイン。リリアン女学園は忙しいですね。

自分で自分を追い詰める由乃さん。
153
「バレンタインデーって気が重い」(「びっくりチョコレート」)

それより、チョコは異性に渡したらいかがか。



オープニングから気が滅入ってる由乃。
祐巳との会話中に、令に渡すバレンタインのプレゼントを思い出したのです。

令と由乃は隣同士の幼馴染。姉妹(スール)でありながら実の姉妹以上に仲が良い二人。
当然毎年のバレンタインはプレゼントをお互いに渡しています。

ここで思い出して欲しいのは、由乃は去年心臓の手術を受けたこと。
今までは身体が弱かったので何となくとチョコを渡していたのですが、今年からはパワー全開、座右の銘は先手必勝の由乃、
適当なモノでは済まされないと、自らを追い詰めます。

由乃さんの手を温めている手袋は、令さまの手作りだった。
手袋だけじゃなく、由乃さんが教室で愛用している膝掛けも冬用の座布団カバーも、すべてが令さまのお手製なのだ。
令さまという人は、お菓子づくりだけじゃなく、編み物の腕もプロ級。
そういう手先の器用な人に対して、いったい手作りの何をプレゼントしろというのだろう。(「びっくりチョコレート」)


令さま、無言の強迫は辞めてあげなさいな。
066
由乃さん、渡すものが身体しか残ってませんよ。

参考にならない由乃を脇に、今度は志摩子に尋ねる祐巳ですが、
それから少し経ったある日。
「バレンタインデー?」
多大な期待はしていなかったけれど、志摩子さんは「何のこと?」って感じに首を小さく傾げてほほえんだ。
「…えっとね」
痒くもない頭をぽりぽりとかいて、祐巳は言葉を詰まらせた。

070
「嫌だ、祐巳さん。私だってバレンタインデーくらい知っていてよ」

お上品にコロコロと笑う。ああ、よかった、と祐巳はほっと一息ついた。
バレンタインデーの説明を一からしなきゃいけなかったら、どうしようかと思った。
「聖ウァレンティーヌスとか、聖ヴァレンティヌスとか、いろいろ発音されるけど。日本では聖バレンタインって呼ぶわね」
「ウァレン…」(「びっくりチョコレート」)


結局「…考えてもみなかったわ」と告げられ、こちらも祐巳の相談相手にはなりませんでした。
「由乃さんや志摩子さんは、どっちも特殊なケースだもん。お手本にしようとした、祐巳さんのほうが間違い」
「ふむ」


蔦子さんに軽く馬鹿にされた祐巳。
写真部のエース、盗撮魔の武嶋蔦子さん。私、ちょっとだけ親近感を感じます。
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「現役のリリアン女学園生徒という特権を生かさずにして、どうするの。
私は、美しいものを美しいままにフレームの中に閉じこめておきたいだけなの。
私たちもいずれは年老いてしまうけれど、「今」を輝いているままで保存できる。
それはカメラに選ばれた私が、天から与えられた義務なのよ」(「マリア様がみてる」)


とまぁ、さてさて、祥子に渡すチョコレートで悩んでいた祐巳ですが、そこへ新聞部の部長、築山美奈子が現れて、
新聞部主催の「宝さがし、ブゥトンのチョコレートはどこだ!?」の企画を持ってきて…というお話。

「マリア様がみてる」、この際ですからハッキリ言いますが、話のプロットが物凄く面白いとかそういうコトはありません。
単調なワルツの調べ、水溜りのアメンボ、女の子達の立場の違いと感情の違い。本当に些細な事です。
ここが一番感心する所なのですが、恐ろしく整合性の取れた登場人物の行動理念。
それを優しい愛情の物語で包んでいます。

今回のテーマはバレンタインですが、祥子と祐巳の気持ちのすれ違いが問題となります。
当たり前なのですが、愛情は相対でなければならないと、道徳にも似た「マリア様がみてる」のお話。
ストーリーが説教臭くならないのは、主に一人称視点である祐巳の特殊な表現能力による所が多いです。

蔦子さんは山百合会はおろか祐巳達にも近づきすぎません。
適度な距離で見守っています。
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武嶋蔦子嬢は、練習試合で道衣がはだけてTシャツがあらわになった柔道部員に、夢中でシャッターを切っていた。
彼女は今、女性に生まれたことを心から感謝しているに違いない。(「黄薔薇革命」)

蔦子さん、変態でなければ、人格者なのですが。

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  1. 2007/02/04(日) 21:46:11|
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