恥に働けば角が立つ。

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アレな映画の為のアレなレビュー本

「ゾンビ映画大事典」 伊東美和著
1016
「ゾンビ映画が三度のメシより大好き!」って方向けに、その筋では有名な本ですが、素敵な本のご紹介。
この本で至福のひとときが過ごせます。

世の中には物凄くアレな映画という物がありまして、クソとかクズとか言って、吐き捨てられる映画です。
この著者さん、ゾンビ映画360本を観て、この本を書き上げてくれました。
貴重な自分の時間を削っての、観賞&執筆してくれた、著者さんに感謝感激です。

レビューはこんな感じです。

「魔性のしたたり/屍ガールズ」
1985年 フランス サムライフィルムズ 89分 カラー
古今東西、最も奇妙奇天烈なゾンビ映画である。(略) 本編最大の見せ所、生身の女&女ゾンビ三匹のカルテット・レズに至っては、緩急同時、アメとムチを一緒に食べるような美味しさだ。こうした娯楽の殿堂的なシーンで盛り上げつつ、ラストに練りに練ったドンデン返しを用意している。チンポや内臓を食らうゾンビの正体が、実は企業恐喝を企む女の子だったとは、自分の親が犬だったと知らされるくらいに衝撃的である。そして最後に追い討ちをかけるように流れるテロップ。「父と子と精霊の御名において、これから映画を観る人のために、あなたの見たものを絶対に教えないで下さい」。もう教えてしまったが、誰も観ないから何の心配もないだろう。


ここまで親切に忠告したのに、観てしまって嫌な思いをしたら、アンタが悪いと言わんばかりのレビューです。



「人間解剖島/ドクター・ブッチャー」
1980年 イタリア フローラ・フィルム&フルビア・フィルム&ジコ・チネマトグラフィカ 82分 カラー
ゾンビと食人族の共演!その時点で結果は見えたようなものだ。食人族の食いしん坊ぶりは言うまでもなく、スクリューによる顔面破壊、眼ン玉えぐり出し、生々しい頭皮剥ぎ……もはや血糊と内臓の大盤振舞フルコース、デザートつき。全くの初顔合わせにもかかわらず、カニバリスト同士で息の合った残酷描写を見せてくれる。(略)


「デッドリー・フレンド」
1986年 アメリカ パン・アーツ&レイトン・プロ 91分 カラー
(略) 天才少年とロボットの友情、隣に住む美少女との淡い恋と、もう虫唾が走るほど嫌な作品だが、いくつかギョッとするようなシーンがある。ボールをぶつけられた老婆の頭が爆発し、白い壁に脳髄がベットリ!レイティングの関係で大幅にカットされたと聞くが、本来はもっと毒のある映画だったのだろうか。


「エイリアン・ゾンビ」
1987年 アメリカ ビドマーク・エンタティメント&デザインプロジェクツ 92分 カラー
異星人、ビッグ・フット、ゾンビ、ジョージ・ケネディ……B級怪物大集合!これだけ見るとコメディのようだが必ずしもそうとは言い切れない。 (略) 引きちぎられる生首、揺れまくる乳房、お決まりのサービス・カットにも監督の心意気が伺える。まともに取り合うとバカを見るが、バカを見たい時には、丁度いいかもしれない。


「デビル・ストーリー/鮮血!人肉のしたたり」
1987年 フランス コンドル・フィルムズ・プロ 76分 カラー
絶句。三百本以上のゾンビ映画を観て、いいかげんダメ映画にも慣れた気でいたが、それでも本作には驚かされた。駄作も駄作、呆れるほどの駄作である。三十分の映画を編集で八十分に引き延ばしたような薄っぺらさ。あまりに内容がないもんだから、暴れ馬がいななく場面だとか、老人が銃を乱射する場面だとか、面白くもない映像を繰り返し挿入し、無理矢理に尺を引き延ばしているのだ。馬に蹴られた男が口から血を流す場面と、ミイラ男が意味もなくゲロを出せば、ホラー映画ファンが喜ぶとでも思っているのだろうか(少しは喜ぶ)。ストーリーらしきものはなく、イメージを繋ぎ合わせたような構成だが、シュールと言うより陳腐、幻想的と言うよりバカっぽい。(略)


「ゾンビ・ハネムーン/大カマのえじき」
1988年 アメリカ シティ・ライツ 77分 カラー
(略) オカマがゾンビになるという設定からして、たぶんコメディを狙っているのだろうか、どこで笑えばいいのか分からないまま映画は終わる。(略) ゾンビの特殊メイクには、クリームチーズ、マスタード、ミルク、ティッシュペーパーなどその辺にあるものが使われた。そのくせ製作費は二十五万ドルかかっている。たぶん、二十万ドルは慈善団体に寄付したのだろう。あるいはドブに捨てたか。


「フライトハウス/ゾンビの生贄」
1989年 アメリカ L.A.エンタティメント 110分 カラー
B級映画制作の裏話を知る度に、プロデューサーや監督が全く映画に愛着を持ってないことが分かり、また少し大人になれたような気がする。本作の場合もそう。最初からオムニバスだったのではなく、88年のお蔵入り映画「VAMPIRES」に新たなエピソードを撮り足し、ナレーションを加えて無理矢理オムニバスに仕立ててあるのだ。 


いかがでしょうか?こんな感じで300本以上のレビューが書かれています。ホラーで300ではなく、ゾンビで300です。スパルタのパンイチ男達も裸足で逃げ出さんばかりの偉業。中には「それはゾンビ映画ではなく、ポルノ映画にゾンビが出ていただけでは?」な物まで構わずレビュー。映画のゾンビと同じく、数という名の暴力で畳み掛けて来ます。

お値段は税別3800円と、DVDが1本買えちゃうお値段なんですが、ゾンビ映画DVDを1本買うより遥かにお得。ただし、ゾンビ好きさん以外には、「やけに重い本」以上でも以下でもないシロモノ。これって、贅沢なんでしょうか?
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  1. 2008/02/04(月) 17:50:12|
  2. グロ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

2ちゃんのまとめ板を見ているよう・・・

 うわー、おもしろー!
 なにがイイって、面白い文を美紀さんが抜粋して、しかも倍角で強調してくれてるトコロです。
 美紀さん。これ、300本、ぜんぶやってくれませんか?(半笑い)
 たぶん冗談です。

>「デッドリー・フレンド」
ボールをぶつけられた老婆の頭が爆発し、白い壁に脳髄がベットリ!

 これ、見た記憶がありますね。テレビでやってましたよ、ゴールデンタイムに。はい、もちろん日曜洋画劇場です。
 たしかバスケットボールでバアちゃんの頭を吹き飛ばすんですよね。僕もそのシーンしか覚えてません。 だって、CMにいくたびにアイキャッチでこのシーンを繰り返すんですもん.
  1. 2008/02/04(月) 18:05:33 |
  2. URL |
  3. さりえり #-
  4. [ 編集]

>美紀さん。これ、300本、ぜんぶやってくれませんか?(半笑い)

じゃ、後一本だけ。
「DEAD IS DEAD」
1992年 アメリカ フィルムラボ・ビデオ
この主人公、どうにかならないものだろうか。黒いコートの下に着ているのは中学生風のジャージ、ヘアスタイルはお母さんに散髪してもらったようなオカッパ頭。演じている俳優は出演者の誰より背が低いし、どうしたって復讐に燃えるタフガイには見えないのだ。主演のマイク・スタンリーは制作・監督・脚本を一人でこなしており、本作は彼による彼のための俺様映画なのかもしれないが、ジャージは着替えた方がいいと周囲の誰かが注意すべきだろう。
この年代の自主制作ホラーには珍しく、ほとんど血糊と裸が出てこない。その代わりに出ずっぱりなのがマイク・スタンリーである。登場人物が四人しかいない上に、スタンリー以外の人間が単独で出てくるシーンは余りなく、常にカメラはスタンリーの姿を追いかける。悪党どもと雄雄しく闘うスタンリー、亡き弟を思ってしんみりするスタンリー、理由もなく女にモテるスタンリー、全裸でカメラに語りかけるスタンリー、……アクションやバイオレンスの描写に冴えがあるわけでもないし、もちろんドラマの面白さで引っ張るわけでもない。あえて言うなら、スタンリー君のプロモーション・ビデオなのかもしれない。スタンリー本人やご家族なら必ずや楽しめるはずである。


これは(略)なしバージョンです。著者の伊東さんは、私がわざわざカットするまでもなく、編集が巧いんですよ。
  1. 2008/02/04(月) 19:10:39 |
  2. URL |
  3. 美紀 #X.Av9vec
  4. [ 編集]

あと、それから念の為に。
>なにがイイって、面白い文を美紀さんが抜粋して、しかも倍角で強調してくれてるトコロです。

もちろん、「ここで笑え」との私からの意思表示ではなく、時間短縮の為です。
だいだい3分以内に読み終えて欲しいナと。時間は有限ですから。


>CMにいくたびにアイキャッチでこのシーンを繰り返すんですもん。

私も今回のレビューの中では、この映画と「ドクチャーブッチャー」しか知りませんでしたが、そのアイキャッチ、私も見ました。本編のビデオも持ってるかも知れません。色々買いすぎて覚えていないんですよね。
下のニュースみたいにならないように、キチンと片付けておきます。

妻の「処分して!」でAV不法投棄
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080204/crm0802041806019-n1.htm
  1. 2008/02/04(月) 19:17:26 |
  2. URL |
  3. 美紀 #X.Av9vec
  4. [ 編集]

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「PC-88のESCキーが死んでいるので、『ドラゴンナイト』がクリア出来ません」

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