恥に働けば角が立つ。

PC-9801が好きな、W・コーギー(牝1匹)と白猫(牡1匹)の飼い主。主婦。今日もささいなコトが気にかかります。掲示板もありますよ → リンク参照

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リリアン女学園版「すばらしい魔法使いオズ」上

カンザス大草原のまっただなかに一軒、ぽつんと建っている農家。
そこにドロシーという女の子がおじ夫婦と一緒に暮らしていました。

118
老けているドロシー。

エマおばさんがここへ嫁いできた時は、若くてかわいいお嫁さんでした。
太陽と風はおばさんを変えてしまいました。
おばさんはやつれはてて、笑いを忘れてしまいました。

451
笑顔過多なエマおばさん。

ドロシーを笑わせるのはトトでした。
ドロシーが周囲のもののように灰色にならずにすんだのはトトのおかげです。

452
トトが居ないと駄目なのよ。



たつまきに巻き込まれて家ごとアチラの世界へ来てしまったドロシーとトト。
455
不安な一人と一匹。
嵐が収まって家から出たドロシーと一匹。

ドロシーが生まれて初めて見る美しい景色に見とれていますと、これまた見たこともない、とびきり変わった人たちがひとかたまりになって、やってくるのが眼に入りました。
その人たちは、ドロシーがいつも見ていた大人ほど大きくはありません。かといって小人というほどでもありません。その人たちの実際の背格好は、同い年より発育のいいドロシーぐらいにみえましたが、顔つきから推しはかると、ドロシーよりずっと年をとっていました。

その人たちは、ドロシーが入口に立っている家の近くまできてそれ以上近づくのをはばかるように立ち止まって、ひそひそと何かささやきあっていました。

181
マンチキン達。

やがて、小さなお婆さんがドロシーの前に進み出て、うやうやしくお辞儀をして、美しい声で、こういいました。
389
ロサ・ギガンティアだけどね。

「類まれな大魔法使いさま。ようこそマンチキンの国へおいでくださいました。東の魔女を殺して、この国の人々を自由にしてくださいましたことに、心から感謝を捧げます」

「歓迎してくださって嬉しいんですが、わたしは何も殺してません」
「あなたが手を下して殺さなくとも、あなたの家が殺してくれました。同じことです」

456
悪い魔女。山百合会の実質上トップです。

「この黒魔女は長年の間、国中のマンチキンを束縛して、夜となく昼となく、奴隷としてこき使ってきました。やっとこの度、マンチキンは自由の身になりました。これはひとえにあなたのおかげと、一同、心から感謝しております」

「マンチキンと申しますと?」
「この東の国に住んでいる人たちです。これまで、ここは黒魔女が治めていました」
「あなたはマンチキンですか」
「いいえ、わたしは北の国に住んでおりますが、マンチキンとは大の仲良しです。東の魔女が死んでいるのを見て、マンチキンはすぐわたしに知らせをよこしました。それでとんできたわけです。わたしは北の魔女です」

478
仲良し以上の関係でも全然構いません。

「まあ!」ドロシーは叫びました。「あなたはほんものの魔女ですか」
「はい、さようです。でもわたしは善魔女です。みんなに好かれています。わたしはここを治めていた黒魔女のような魔力を持ちません。さもなければ、自分の力で、ここの人たちを自由にしてやっていました」

「あらわたし、魔女ってみんな意地が悪いものと思っていましたわ」ほんものの魔女を目の前にして、まだおっかなびっくりの女の子はいいました。

454
横暴ですわ!お姉さま方の意地悪!

「いいえ、それは大間違いです。オズの国に生き残っている魔女はみんなで四人おりました。そのうちの二人、北と南に住んでいる魔女は善魔女です。これはほんとうです。わたし自身がその白魔女の一人ですから、間違いっこありません。東と西の魔女はほんとうに悪い魔女でした。けれども、あなたが、そのなかの一人を殺してくださったので、悪い魔女はオズの国に、ただ一人しかいなくなりました……西に住んでいる黒魔女です」

ドロシーはちょっと考えてから「でも、エムおばさんは、魔女はもう何年も何年も前に……死に絶えてしまったって、話してくれましたわ」といいました。
「エムおばさんとはどなたですか」
「カンザスに住んでいるわたしのおばさんです。わたしはカンザスからきましたの」

北の魔女はうつむいて、地面に目をおとし、しばらく何か考えているようでしたが、やがて目をあげて、こういいました。
「わたしはカンザスという国のことは名前も聞いたことがないので、どこにあるのかわかりません。だけど、そこは文明国ですか」
「ええ、それはもう」

450
小笠原家の屋敷。

「それでわかりました。文明国には魔女はもう生き残っていないと思います。魔女ばかりでなく、魔法使いも、女魔法使いも、魔術師も、もういないでしょう。でもオズの国は、ほかの国々から切り離されて孤立していますから、世界の文明からとり残されています。だから、ここにはまだ魔女や魔法使いが残っています」
459
世界の文明からとり残されているリリアン女学園。

「魔法使いとはどなたのことですか」
「オズさま自身が大魔法使いです」魔女は声をおとして答えました。「わたしどもが束になってもオズさまのお力にはかないません。オズさまはエメラルドの都に住んでおられます」

ドロシーがまた別な質問をしようとした時、それまで黙って、そばにひかえていたマンチキンが大声をあげて、黒魔女が圧しつぶされていた家の角を指さしました。
「どうしたの」と、お婆さんはきいて指さされているところを見ました。そして、声をたてて笑いだしました。死んだ魔女の足は影も形もなく、銀の靴だけが転がっていました。

461
ちゃんちゃら可笑しいぜ!

「この靴はあなたのものです。あなたがおはきなさいませ」
「東の魔女はこの銀の靴が自慢だった」マンチキンの一人がいいました。「この靴には不思議な力があるのです。それがどういう魔力かはわからずじまいだ」

457
20:45頃が使い時です。

ドロシーは靴を家のなかに持って行き、テーブルの上に置きました。そして、また、マンチキンたちのところに出てきて、こういいました。
「どうやって帰ったものでしょうか」
マンチキンと魔女とはお互いに顔を見合わせ、それからドロシーの顔を見て、頭を振りました。
「東の国は砂漠です。越えきった人はいません」
「南の国も同じことです。南はクワドリングの国です」
「西の国も同じことです。あそこはウインキーたちの国で、西の魔女が治めています。あなたが西の国を通ったら、あの黒魔女め、あなたを奴隷にしてしまうでしょう」
「北はわたしの国です」お婆さんがいいました。「北の国のはずれにもやはり、このオズの国をとりまいている大砂漠があります。あなたはわたしどもと一緒に暮らさなければならないようですね」

これを聞いて、ドロシーはしくしくと泣きだしました。知らない人たちばかりのなかで、心細くなったのです。

460
嫌よ、何で山百合会なのに薔薇の館なのよ。

ドロシーの涙を見て、思いやりの深いマンチキンたちも悲しくなったらしく、すぐにハンカチをとりだして、泣きだしました。
462
祥子さま、それは言わない約束です。

小さなお婆さんといえば、例のとんがり帽を脱いで、その先を鼻の頭に立てて、おごそかに「一、二、三」と数えました。すると、帽子はたちまち石版になり、その表面に白いチョークで、大きな字が書いてあります。
~ドロシーをエメラルドの都に行かしめよ~
「あなたはエメラルドの都へいらっしゃらなくちゃ。オズさまが助けてくださるでしょう」
「その都はどこにあるのでしょう?」
「オズの国のまんなかにあって、さっきお話した大魔法使いのオズさまが治めておられます」
「その人はいい人ですか」ドロシーは心配そうにききました。
「立派な魔法使いです。わたしはお目にかかったことがないので、オズさまが人なのか、人ではないのか、わかりません」

464
女以外はよく分かりません。

「そこへは、どうやって行ったらいいのでしょうか」
「歩かなければなりません。長い旅です。国を一つ通り抜けるのですから、楽な道ばかりではないでしょう。暗くて、おそろしい道もあるでしょう。とは申しましても、わたしとしては、知っている限りの魔法を使って、あなたを危険から守ってさしあげるつもりです」

468
主に体力で守ります。

「わたしと一緒に行ってくださいませんか」この異郷で、頼りになるのはこのお婆さんだけだと思うようになっていた女の子は、哀願しました。
「それはできません。でも、キスをしてあげましょう。北の魔女にキスされた人を傷つけようというものはいませんよ」

463
騙されませんわよ。

「エメラルドの都へ行く道には、黄色い煉瓦が敷いてありますから、道に迷うことはありません。向こうへ着いたら、オズさまをこわがらないで、あなたの事情をお話して、お力ぞえをお願いなさい。では、ごきげんよう。

つづく
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  1. 2007/03/27(火) 22:00:01|
  2. マリア様がみてる
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